笠間焼で有名な焼き物の町、笠間市にまたまた遊びに行ってきました。
今日の目的はこちらのお店です。
笠間稲荷神社の門前通りから少し脇道に逸れた路地裏に静かに佇んでいます。
オープンの11時半をすこし過ぎて伺ったところ、平日にも関わらず店内には既にたくさんのお客様がいらっしゃいました。
店内は感染症対策のためテーブルごとに間仕切りがあり、周囲に気兼ねなくお食事を楽しむことができます。
西洋割烹という名の通り和テイストなフレンチを楽しめるよう、テーブルにはナイフ、フォーク、そしてお箸の三点がセットされています。
期待に胸を膨らませながらメニューを開き、Bランチコースを選びました。
まず運ばれてきたのはオードブル風サラダです。
生ハムと鴨のサラダ ほうれん草ゴマ風味
柔らかく旨味の濃い鴨肉とほうれん草に、上にのっているカブのピクルスが良いアクセントになっています。
じゃがいものグラタン サラダ添え
トロリとして熱々なじゃがいものグラタンは、添えてあるサラダのドレッシングもちょうど良い酸味で、これまた絶妙なとりあわせでした。
最初の前菜からクオリティの高さに驚かされます。
前菜の次はパンが運ばれてきました。
添えてあるのはバターオイルです。
ほんの少しパンにつけるだけで、バターのいい香りがしました。
パンは割ると中から湯気がでるくらい熱々で、ついつい食べ進めてしまいます。
本日のスープはかぼちゃとトマトのポタージュです。
赤みがかかった綺麗なオレンジ色で、一般的なポタージュと違いトマトの酸味が新鮮に感じました。
そして次はいよいよお待ちかねのメインディッシュです。
前菜、パン、スープと外れ無しのお味に、否が応でもメインへの期待値が上がっていきます。
鶏もも肉と腸づめソーセージ 味噌マスタードソース
ハーブの効いたソーセージに、ほんのり味噌が香るつぶマスタードの酸味と食感が楽しい鶏肉のグリルです。鶏肉の皮はパリッと香ばしく、お肉は柔らかで食べる手が止まりません。
カジキマグロのソテー ラタトゥイユバジル風味
優しい味のラタトゥイユにバジルソースという間違いのない組み合わせがカジキマグロにぴったりです。
つけあわせの人参やサツマイモはシンプルに素材の味をいかしており、ほっこりする甘さで秋を感じられます。
どちらも期待を裏切らない素晴らしい一皿でした。
ご機嫌でメインを食べ終え、最後にデザートを頂きます。
黒蜜ときな粉のババロア
横からみた姿もとっても可愛らしいです。
ババロアはなめらかで黒蜜ときな粉によくあう優しい甘さでした。
栗のアイスクリームとりんごのシャーベット
まったりまろやかな栗と甘酸っぱくすっきりしたりんごが秋らしくて美味しいです。
ドリンクはコーヒー、紅茶、ゆず茶の三種類から温かいゆず茶を選択しました。
デザートで冷えた口内が爽やかなゆずの風味で温まります。
最初から最後まで大満足のランチでした。
今回は運よく予約なしですぐに座れましたが、お店を出る頃には予約で満席となっていました。
メニューや店内の雰囲気からはあまり子供向けで無いように感じましたが、仕切りで個室にもなるようです。
ディナーは完全予約制とのことなので、ちょっとした会食などにも良さそうですね。
そして最後になりましたが、実はここのお店では全ての食器に笠間焼を使用しているのです。
素敵な美味しいお料理を引き立てる和モダンな器に、笠間焼の魅力を再発見しました。
- 和を取り入れた大人向けの創作フレンチ
- 全ての料理に笠間焼を使った美しい盛り付け
- 季節の地物野菜を活かしたこだわりの料理